設立3周年にあたり

 新型コロナウイルス(COVID-19)による感染拡大の中、日夜その対応にあたっていただいております医師、看護師、医療関係者の皆様、エッセンシャルワーカーの皆様に心より感謝申し上げます。
 11年前、東日本大震災に見舞われ多くの方々が被災されました。「その教訓を忘れない」思いで2019年のこの日に一般社団法人医療・福祉連携支援センターを私共は立ち上げました。当初は災害時に被災地にいらっしゃる比較的軽度の患者さんとそのお世話のために避難所生活を余儀なくされるご家族を被災地外へと転院のサポートをさせていただく「災害転院ネットワーク」を主軸に運営させていただくために立ち上げましたが、1年も経たぬ間にこのコロナ禍において、まん延防止等重点措置などによる移動の制限が強まり、それも叶わぬ状況へと一変してしまいました。
 それでも地震や台風・大雨などの自然災害は容赦なくやってまいります。新型コロナウイルス(COVID-19)ももちろんパンデミックとして大きな災害でございます。

 この様な中において、私共といたしましては医療機関、介護関係施設などへ仮に災害が発生したとしても最小限の被害に留めるべく事業継続計画(BCP)の策定のための支援を現在遂行させていただいております。
 社会的に見ましても今回のパンデミックの中で、新たにBCPを構築される企業などが増えております。医療機関や介護関係施設は高齢者の患者さんや利用者さんを多く抱えており、医療機関の第三者評価や介護報酬制度などでも構築が強く求められており、明日起こるかもしれない自然災害に向けて対応策を講じる大きな転換点を迎えております。
 私共は会員組織の形成にも力を注いでおり、これは災害時に被災地の会員を広域連携ネットワークを駆使して互助としての機能の発揮もできるよう進めております。
 患者さんや利用者さん、ご家族に加え、そこで働く職員の皆様の安心のため、法人組織を運営されている皆様のリスク低減のために私共はこれからも邁進してまいります。
 どうぞこれからも皆様方からのご支援・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
                                        代表理事 石田真也

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